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「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という言葉をお聞きになった事があると思います。
改めてご説明するまでもありませんが一つの道を究めた人は、他の多くの事柄も身につける事が容易くなる。
おのずと見えてくるようになる。というほどの意味です。
ところで、非常に細分化・専門化した今日の施術業界でもこの言葉はまだ通用するのでしょうか?
エステ・アロマ・カイロ・マッサージ・ヘッドスパ・美容など私が思いつく大枠だけでも
この有様で、年々新しいサロン・療法が増えているのが現状です。
1回の人生の中で本格的に専門の仕事を追求するともなれば、
どれほど細分化された世界に皆様が身を置く事になるのかは想像に難くないでしょう。
では、細分化が進んだ今日の施術業界でも「一芸に秀でる者は多芸に通ず。」と言えるのでしょうか?
私は言えると思います。現在の特殊な状況下でもなお多芸に通ずるためには、
まず一芸に秀でる事から出発しなければならず、そして、多芸に通ずるようなかたちで
一芸に秀でることは十分に可能だと考えます。あるいはむしろ私が強調したい事は、こういう事です。
このように業界が細分・専門化した状況にあるからこそ、私達は是が非でも、
多芸に通ずるようなかたちで一芸を伸ばしてゆかなければならない。
さもないと施術者は皆お互い何をしているか理解できない蛸壺の世界に埋もれるか、
または薄っぺらなジェネラリストばかりになって次世代の後継者を育てられなくなるか、
いずれかになるだろうと予想します。
しかしながら一体どのようにすれば一芸に秀でるという状況が実現するのでしょうか?
その実現のためには皆さん一人一人がそれ相応の学びと考え方の心得を強く意識して実践する必要がある。
これが私の考えです。
ではそれ相応の学びと考え方の心得とは何でしょうか?私の考えるところでは、これから説明する要件が心得の柱をなしています。
人口減少・デフレ時代においては、ただ広く浅く学ぼうとしても、情報の海の中におぼれてしまって、
何もまとまった施術的成果を生み出せないで終わってしまう可能性が高い。
したがって、皆さんはそれぞれの専門分野の最前線に身を置き、研究対象や研究視点を絞り込んで、
徹底的に専門知を追求しなければならない。
しかしその「一芸」が「多芸」に通じるためには、同時に、その専門知が他の知識とどのような脈絡でつながっているのか、
あるいは知識体系全体の中でどのような位置にあるのか、さらには、及ぼしうる全体像と、どのように関連しているのか、
という幅広い視点を養わなければならない。
そして最後に、人と直接ふれ合う機会を多くすること。
以上の条件が揃う時に、「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という言葉がはじめて真実味を帯びるということです。
最後になりましたが、エステ・癒し業界の方々、高校を卒業予定の方々、また社会人を経験された方など、
今ホームページを通してそのような経歴をお持ちになったお一人お一人の熱い志に私の想いが伝わればと思います。
どうかこの塩見志子整体スクールで過ごす学びの期間を実り豊かな素晴らしい日々にして戴きたいと思います。
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